旅行とこれから

棋士になってから数回棋士や奨励会員と旅行にいく機会があった。最初は徳田四段の昇段お祝いで九十九里浜にいった。片道5時間ほどかかって疲れていたこともあり、この旅行では観光よりも旅館の食事や露天風呂を楽しむことを優先したがあまりの食事の量に多さに悶絶した(どの料理もとても美味しかった)ことが印象に残っている。

この反省を踏まえて、次からはちゃんと観光プランを立ててから行こうと思ったが、けっきょく友人に丸投げした(ごめんなさい)。これが功を奏したのか、その後の北海道旅行ではプラン通り動くことができ、当たり前だがちゃんと予定を立てることの大切さを痛感した。このへんは性格の問題であるが、将棋にも影響がでているのでこれから直していきたいと思っている。

複数人で旅行にいくと旅先で時折将棋の話題がでることはある。しかし棋譜中継の将棋などをみて真剣に検討しだす人がいるとは思っておらず、これには驚いた。私は旅行中はできるだけ将棋のことは考えないようにしているからである。将棋に対する情熱が足りないと思われるかもしれないが、息抜きするときはしっかりすることも大切だと思っている。

これまでは旅行は何かいいことがあったときにご褒美としていくことが多かったが、最近は対局で負けてひまだからどこか行こうかな、などと思案している・・・。これではまずいので、なんとか立て直していかなければならない。まずはめんどくさがりな性格を直して、事前準備をするところから。そしてまた棋士仲間と‘‘ご褒美‘‘として旅行にいけるようにこれから頑張っていきたい。

 古賀悠聖

ページ上部へ戻る